多くの大人が理解していない勉強の本質
自分が高校生ぐらいの頃から考えていたことで、大人になってから言語化できたことですが、勉強の本質について自分の考えをまとめておきたいと思います。
高校受験に始まり、大学受験、それから大人になってからも資格を取るための勉強や、会社で必要な知識、技能を身に付けるための勉強、自分のスキルアップのための勉強、やりたいことを実現するための勉強など、人生は勉強の連続です。
そして、勉強のテクニックとか、小手先の技術とか、そういうのは世の中に溢れかえっていると思います。
しかし大人になってまわりを見渡すと、本質を掴めていない人がすごく多い気がします。
私が考える、勉強の本質とは、
「目標を明確にし、何が足りていないかを正確に測り、その差を埋めるために必要なことをする」
これに尽きます。
当たり前やん!と思われるかもしれませんが、これができていない人が多い。
本屋にいくと、暗記術とか、集中力を高める方法とか、「2週間で◯◯」とか、「毎日10分◯◯するだけ」とか、そんな本がたくさん並んでいます。
特に、最近はそういうのがすごく目につきます。
しかし、そんな小手先の技術に頼っていたら何も身につきません。
もちろん、効率の良い暗記方法とか、集中力を高める方法とかはあると思います。
そして、それらを実践しないよりもした方がいいに決まっていると思います。
ですから、そういった本を否定するつもりは一切ありません。
しかし、必要なものは人によって違います。
「今の自分には何が足りていないか」
「何をすれば次のレベルにいけるのか」
こういったことを自分で考えて、自分に必要なことをやっていかないと、効率の良い勉強というのはできません。
では、具体的にはどうすればいいのか。
上で書いた勉強の本質をもう少し詳しく述べておこうと思います。
①目標を明確にする
いつまでに、何を達成するのか。何ができるようになるのか。
これが明確になっていないと、勉強は始められません。
具体的に考えます。
そして、逆算します。
②何が足りていないか
目標と、今の自分を見比べます。
そしてそのギャップを明確にし、あと何が足りていないか、何を身につける必要があるのかを考えます。
③そのために何をいつまでにすべきか
そして、足りないものを埋めるために、できるようになるために、具体的に何をいつまでにどのようにすればいいかを考えます。
以上の①〜③をもとに、長期計画、中期計画、短期計画を立て、それに合わせて進めます。
もちろん、途中で何度も修正は入ります。
こういったことを、常に考え続け、現状を把握し、修正をし続けていくことが勉強です。
こうやって書くと至極当たり前のことのように思えてきました。
しかし、その当たり前のことができていない人が非常に多いとも感じます。
私は現在英会話の勉強にもっとも力をいれていますが、上で書いたような考えを軸に取り組んでいます。
だからこそ、平均以上のスピードで習得できていると考えています。
更にいうと、こういったことができない大人が多いのは、日本の学校教育に原因がある、思います。
日本の学校教育では、先生の言うことを聞き、決まったことを正しくこなした人が評価されます。
つまり、自分で考えるということはほとんど教えられません。
ここが本当に問題だと思いますが、これについては長くなるのでまた論じたいと思います。